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保険代理店の終活

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ブログをご覧くださりありがとうございます、宮本です。

今日も前回と同様保険代理店業界の話です。

年末の毎日新聞の記事を読まれた方も多いかと思いますが、
募集人(営業)を1,000名以上を抱える保険代理店をはじめ、いくつかの
保険代理店が元社員や社員から訴えられるといった記事が出ていました。

また1月18日の読売新聞の記事には、複数の元保険代理店主が
無登録投資勧誘を行い保険代理店時代の契約者情報から勧誘を行っていた
といいます。

詳細な内容はここでは省きますが、興味がある人はネットでキーワード
を入れて検索をしてみてください。

どちらの記事も一見関連性がないように見えますが、
感の良い人であれば、記事の点と点を繋ぎ合わせてみると、
今の保険代理店業界の本質が見えてくるかもしれません。

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保険代理店の終活

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前回は、保険代理店の末路という少し過激なタイトルで実例を
書きましたが、今回は、同じく終わりに向かうのでも、前向きな話です。

(編集してお届けしますので予めご了承ください)

保険代理店主の相談窓口に、保険代理店の整理をしたい、
という問い合わせがありました。

保険代理店主の相談窓口

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創業経営者が亡くなって事業を引き継いだ、乗り合い代理店の後継者から
のご相談でした。

求心力のある創業者が亡くなることによって、会社から人が離れてしまう
ということは、保険代理店に限らずどの業界でもよくあることだと思うの
ですが、いくつかの要素はありましたが今回のケースもそうでした。

生命保険業界は最近、代理店の統廃合が進んでいますが、
損保業界は、もともと保険会社が主導して、小規模代理店を地場のある程度の
規模感のある代理店に統合させてきた中核代理店というものがあります。

※中核代理店という呼び方は保険会社によって異なる

小規模の代理店のまま営業するよりも保有契約をまとめることで保有高の
ボリュームを大きくし、保険会社からの手数料ポイント率が良くなることで、
支給される手数料が増えることからある時期に合併するケースが増えました。

当時は合併するそれぞれの保険代理店の経営理念などはそれ程苦慮されず、
エリアや手数料優先でまとめられるケースが多いので、中核となる保険代理店
へのロイヤリティはそれほど大きくありません。

相談があったその会社も中核代理店になっており、十数名の従業員
がいたそうなのですが、元々は自営業者の集まりで、先代との人的繋がり
が無くなってしまうと、短期間のうちに人が去ってしまったと言います。

主業務は損保でしたが、生保も扱っていました。

しかし、これまでにも何度か書いているように、保険業界では近年、
代理店に体制整備が求められるようになりました。

こうした間接業務の負担が増え、少ない人数でこうしたフォローしていくのも
今後は難しいと感じており、この際、損保だけに注力することにして、
生保は撤退したいという話でした。

私のところへ問い合わせる前にも、ある損害保険会社が出資している代理店に
保険会社を通し相談したそうなのですが、その会社の保険しか引き受けられない
と言われてしまったそうです。

複数社の保険会社を扱っているため、顧客の利便性を考えても、
引継ぎで問い合わせを経由する自分の手間を考えても、それら全てをまとめて
引き受けてくれる会社を探しているということでした。

ご相談者は後継者で、引き継ぎ時に色々考えこれからの会社や顧客のことを
考え動かれたのですが、保険代理店の高齢化が進むこの時代、このような
保険代理店の終活となる事例はますます増えていくのではないかと感じた案件
でした。

 

ご相談はここからできます。

保険代理店の事業承継・売却を検討中の方へ


 

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