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保険代理店の末路

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ブログをご覧くださりありがとうございます、宮本です。

今日のタイトルはちょっと過激ですが、私の実体験を編集して
ご紹介したいと思います。

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保険代理店の末路

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独立してある保険会社の保険代理店登録をしたばかりの頃、
仕事の仕方も良くわからない私に保険会社の担当者が、
ある人を紹介してくれました。

その方はある外資系保険会社の元専属営業社員の方で、独立して当時は
お一人で代理店をされていたので、

「宮本さんも始めたばかりだし何か参考になる話が聞けるかもしれない
ですよ」

と連絡を取ってくれご紹介いただきました。

当時、私は32歳、その方は五十代半ばでした。

独立当初は、まだホームページも開設していなく、
チラシを配ることもしていなかったので、どうやって集客するかも分からない
状態でした。

すると、その方が、

「宮本さん、行くところがなかったら、国立病院に行って見たら?
僕が窓口を知っているから、出入許可をもらってあげるよ」

とお世話してくれて、2箇所ほど出向いていったこともありました。

しかし、仕事中の忙しそうに働いている人を捕まえて、保険の話を聞いて
もらうことが当時の私にはできず結局そこから契約に結びつくようなことは
なかったのですが、とても良い経験をさせてもらいました。

そのような縁で知り合い、年賀状のやり取りが続いていました。

その方も60代前半までは、精力的に営業されていたようなのですが、
昨今の体制整備を求められるようになったり、営業以外の管理体制も
やらなければならない事が多くなり、だんだんきつくなっているようでした。

今年の年賀状には、

「年には勝てません」

というような感じの弱気な文章が書かれていたので、
私から電話をして、久しぶりに食事にでも行きましょうという話をしていました。

ところが、約束の日が近くなって、ご兄弟が亡くなられたこともあって
予定が流れ、ではまた改めてと言っているうちに、今度はその方が病気で
あることが分かりました。

手術をして退院されたのですが、その後また状態が悪くなって入院し、
残念ながら、そのまま亡くなってしまいました。

経営していた代理店には、もう一人募集人の方もいたのですが、
亡くなったAさんに代わって一人で営業していけるような方ではなく、
結局、代理店そのものを廃業することになってしまいました。

知り合いの代理店に引き継ぐこともできたと思うのですが、
契約の中身がわからないため、引き受けた後の解約リスクと継続率を心配して、
引き受け手も現れなかったようです。

代理店が廃業となると、既存のお客さんの契約は保険会社が直接管理する
ことになり、担当者がつかない状態になります。

契約していただいたお客さんを守って行くという意味でも、経営の面でも、
廃業する前に引き継ぎができていればと悔やまれます。

お年は70才前半でしたが、病気が分かるまではお元気に仕事をされていまし
たし、手術後は復帰するおつもりだったと思います。

まさか、本人自身がすぐに死ぬとは想像もしていなかったことでしょう。

「年には勝てないから、そろそろ」

と愚痴は言っても、なかなか具体的な行動には移せなかったのが本当の
ところだと思います。

今年だけでも、70代の方のそのような廃業の話を数件聞いています。

私はまだそこまでの年齢になっていませんが、こればかりは他人事と思わ
ずに、計画的に準備し実行に移して行く必要があると思っています。

保険を扱う人は、ライフプランの大切さを他人には良く説きますが、
自分のライフプランが描けていない人、というよりも考えたくない人が
多いように思います。

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