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経営者が退職した人から学ぶべきこと

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宮本です。

人を採用していると、本人の努力や会社の支援で上手く成長して行く人も
いれば、残念ながら途中で退職(理由は色々ですが)する人もいます。

正社員を採用するようになってもうじき10年近く経過しますが、
保険募集人(営業)として上手くいかない人が辞める時になっての
行動や思考について、そして私の場合になりますが、経営者の思いも
書いてみたいと思います。

 

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経営者が退職した人から学ぶべきこと

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保険募集人としてうちに入社してくる人の中には、
入社当初から営業成績の良い人もいますが、なかなか売上が上がらない
人も当然ながらいます。

今は委託型募集人という形がとれず、採用する営業は正社員となるので
賃金の保障や社会保障など、その人の営業成績が悪ければ赤字になる分は
会社から補填しなくてはいけません。

とはいえ、利益が出せない社員をいつまでも抱えるわけにはいきませんか
ら、採用時に最長一年半までの契約雇用期限を区切って、その時までに
在籍基準を満たさなければ、契約期間終了ということで辞めてもらうこ
とにしています。

もし自分がその立場だったら、採用当初の約束事と受け止めて在籍基準
を満たせなければ自ら身を引くと思うのですが、中には

「頑張るので、もう少しやらせてください!」

という人が少なからずいます。

短時間正社員という立場なので、最低賃金として払う分は高額ではありま
せん。

しかし、時間に縛られずに得られる報酬として、手放したくないということ
なのでしょう。

少し想像力を働かせれば、自分がもらっている給料や社会保障費が他の人
があげている利益でまかなわれていることは分かると思いますが、それで
も続けさせて欲しいと言います。

ある時期、一年半経っても在籍基準に達しなかった社員がいました。

退職を促しましたが、もう少しやらせて欲しいと熱意を見せるので、
期限を延ばしました。

そこが私の甘いところだと、反省している点でもありますが(苦笑)

期限は延ばしたものの、向いていなかったのか本当は真面目に取り組んで
いなかったのか、やはり基準に達することはできなかったので、辞めて
もらうことになりました。

2ヶ月前には最後通告をしたのですが、
辞めることが決まった後はたいてい人はそこから態度が変わります。

彼のお客さんから、

「家族構成が変わったので保険を見直したい」

「貯蓄性がある商品を紹介して欲しい」

と契約に繋がりそうな問い合わせがあったのですが、あいまいな返事
をして、きちんと引き継がをしません。

更には、

「これは契約になっても、その時には辞めているから給料には反映しないん
ですよね?」

などと聞いてくる始末です。

自分だったら、

「これまで会社に迷惑かけていた分をこれで少しは返せるな」

くらいには思って、最後までしっかり引き継ぐと思うのですが、
彼にはそういう価値観は無かったようです。

「少なくてもこうするのが当然だろう」

自分が経営者だからこのように考えるのか、従業員で辞める状況になったら
彼のような対応をするのが普通なのかもしれません。

その人の倫理観に期待したり、これまで便宜を計ってきてあげたのに、
とか自分にとっての正当性で考えるのは経営者であるならばだめだと今は考える
ようになりました。

こう考えられるようになれれば精神衛生上も良くなります。
一見すると恩情で期限を延ばすのは人としては優しいように思えますが、
それは違うということを辞めていった社員から教訓を得ました。

私も経営者として反省し、今後その時の恩情だけで期限を延ばすのはやめよう、
と心に決めたのでした。

 

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